− 岩波新書「ゲランドの塩物語」コリン・コバヤシ著(91年)より
『フランス・ブルターニュ地方の大西洋に面した入り江の懐に位置するゲランド。
ここの塩田でなんと2000年も前から伝えられている手法でゲランドの塩は作られています。
バリュディエと呼ばれる塩職人たちの、まったくの手作業によって生み出される自然海塩(完全天日海水塩)です。
リゾート開発の波、大手企業との販売競争、さまざまな危機を乗り越え、塩職人たちによってゲランドの塩は守り続けられています。
人間の生命維持に不可欠なミネラルを多く含み、カルシウム、特にマグネシウムの含有量が多い、うまみたっぷりの塩です。
97年に塩の専売法が廃止されてから、塩の輸入も自由化され、国内に流通する塩は1500種類ともいわれていますが、ゲランドの塩はその最高峰に位置するものといえるでしょう。』
伝統的な手法で手間と時間をかけてつくられたゲランドの塩。にがり分を含んでいるため、ややグレーっぽい色合いで、味も「まろやかなしょっぱさ(うまく表現できませんが…)」という感じです。